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病は市に出せ

2018年12月号

週末、徳島を巡ってきました。
日本三大秘境を謳う「祖谷渓」や「かずら橋」で名高い東祖谷から旧・海部町(現:海陽町)まで、400kmを超える路程となりました。
海部町は、徳島県の最南端にある太平洋を望む小さな漁港も町です。

この町を訪れたのは、「病は市(いち)に出せ」という古くから伝わる言葉を知ったからです。
「病」は病気だけでなく、家庭や仕事などにおける人生のあらゆる問題のことで、「市」は市場、公開の場を指します。
「病気や金銭など悩みなどは、取り返しがつかなくなる前に大っぴらにすれば、誰かが助けてくれる、近所に相談できる人があれば相談した方がいいよ」といったような意味です。

岡檀さんの著書『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある』でも取り上げられたように、小さな離島を除くと全国で一番自殺率が低い市町村として知られるようになりました。
たった1泊だけでわかるはずはありませんが、なんの変哲もない田舎町です。

それでも町をぶらぶらすると、アメリカ出身の日本文学・日本文化研究の第一人者であるドナルド・キーン(Donald Lawrence Keene)がこよなく愛するアンティークな喫茶店があり、この地に移住してきた2人のアメリカ人女性が地元の人と日本語で世間話をしている光景に出くわしました。
かと思うと、地元出身の日本のトップサーファーが経営する、「藍」をテーマにしたおしゃれなスタジオ・カフェが突然現れたりします。

岡さんは、「いろんな人がいてもよい、いろんな人がいたほうがよい」「人物本位主義をつらぬく」「どうせ自分なんて、と考えない」「ゆるやかにつながる」が、この町の特徴だとしています。

見事に、地域包括ケアシステムが構築されるための条件と重なっています。
「制度」だけでは社会的な課題は解決できません。
人と人とのつながりが生み出す「システム」は、私たちの身近にあることを教えてもう旅になりました。

 株式会社ウエルビー
 代表取締役 青木正人