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病気は「自己責任」!?

2019年1月号

あけましておめでとうございます。

昨年の漢字に「災」が選ばれました。
昨年、例年にないほど頻発した災害ですが、その被害を自己責任とする人はほとんどいないはずです。
しかし昨今の風潮は、こんな社会通念も通用しなくなる予感さえ覚えさせます。
シリアで反政府勢力に拘束され生還した安田純平氏へのジャーナリズムの意義を理解できない人々からのバッシングには辟易させられました。

これ以上に無視できないのが、病気や健康格差に対する「自己責任論」です。
「健康管理は個人の責任において行うべきで、不摂生がたたって健康を害した人たちの医療費をまじめに健康管理を行ってきた人たちが負担するのは不公平だ」と考える人は少なくありません。
権丈善一・慶應義塾大学商学部教授は、これを「ポピュリズム医療政策」と呼んでいます。
一見、理が通っているようにも思えますが、これは「災害も自己責任だ」と言い立てることと差がありません。

 出典:朝日新聞デジタル

自ら進んで病気なる人は誰もいません。
病気は複合的な要因で生じるため、自助努力だけで防ぐことはでず、自堕落な生活をしていても病気にならない人もいます。
また、健康管理や生活習慣改善の努力の度合を線引きするのは事実上不可能です。

増加する医療費が、社会保障に対する負担と再分配の不公平感を加速させているようですが、社会保障は給付に対して原因や責任を問わないのが原則です。
この原則を踏みにじってしまえば、国民皆保険はおろかわが国の骨幹さえ揺るぎかねません。
この社会保障システムが維持できるかどうかこそが究極の自己責任でしょう。

What lies behind us and what lies before us are tiny matters compared to what lies within us.  -Ralph Waldo Emerson

本年が、みなさまにとって素晴らしい一年であることをお祈りしています。

 株式会社ウエルビー
 代表取締役 青木正人