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月刊コラム

2005年8月号

2005年8月号

ウエルビーコラム 2005年8月号

経営力はどう身につけるのか
「心・胆・眼・肌・頭」を磨く努力を

私の所属している「現代経営学研究所」の最新の成果に 「経営者の解剖学的構造論」(三品和広/神戸大学大学院経営学研究科教授)という興味ある論文があります。

この論文は「経営力とは一体どのようにして身につくものなのか」という 経営者なら誰しもが知りたいテーマを取り上げています。 このテーマに即して「経営力とはそもそも何であるのか」「それはいかにして身につくものなのか」という構成になっています。

経営力を要素分解すると 次の5つになり
①リーダーシップ能力
②人間力
③資金の出入りに対する透視力
④市場と技術への直感的洞察力
⑤局面の変化に追随する思考力

①は心の知能あるいは心の回転の速さ  ②はキャラクター ③は非凡な眼力すなわち好機やリスクを人に先駆けて見抜く透視力 ④は現実に対する鋭利な洞察とそれに基づくギリギリのリスクテイキング ⑤は自らの経験を相対視できる強靭かつ柔軟な頭 といえるものです。

この5つを比喩的に表現すると 「心」「胆」「眼」「肌」「頭」と言い換えることができます。これらは番号が前にいくほど生涯の早い時期に 後にいくほど遅い時期に形成されることになるといえます。

これまでの経営者論というと とかくリーダーシップ論や人間論にかたよりすぎるきらいがありました。もちろんこの2つの要素は大切なものに違いありません。しかし すでに職業人として経営の舵取りをしている人 あるいはこれから経営者を目指す中堅リーダー層にとって 今から獲得していくべき あるいは獲得できる経営力は その経験と能力にわせて③から⑤の要素を明確に意識することがより重要だといえるでしょう。

介護事業に従事する経営者であれば「自らの事業の金の流れ」「進歩する介護技術や理論」「刻々変化する市場や制度」を理解する努力や学習を怠らないこと そしてそれを実行するだけの行動力を日々の実践の中で磨いていくことが求められるといえるでしょう。

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