2010年1月号

ウエルビーコラム 2010年1月号

新成長戦略は「新味がない」か?
不勉強なメディアではなく専門家が未来を拓く!

新しい年のはじまりです。
2010年は どんな1年になるのでしょうか。
暮れも押しつまった 12月30日 政府は臨時閣議を開催し「新成長戦略の基本方針『輝きのある日本へ』」を決定しました。
大晦日のブログでも触れましたが 環境や医療・介護そして観光などを中心に需要を生み出し 2020年までの10年間で日本経済を再生させるための新たな経済成長戦略を示したものです。
この基本方針には これまで触れられなかった「介護事業が経済成長に寄与できる産業」であることが明確に示されています。

見出しを眺めただけでも
「バリアフリー住宅の供給促進」「不安の解消、生涯を楽しむための医療・介護サービスの基盤強化」「地域における高齢者の安心な暮らしの実現」

という従来からも指摘されてきた事項だけでなく
「医療・介護・健康関連産業を成長牽引産業へ」「日本発の革新的な医薬品、医療・介護技術の研究開発推進」「アジア等海外市場への展開促進」 という新鮮な言葉が踊っています。

これらは 常々私が主張してきた内容(コラム;2008年3月「『サービス』を越えた『おもてなし』を」2008年1月「 介護事業は21世紀の新・価値創造の鍵」を参照してください)で ようやく時代が追いついてきたという感を深くしています。

主要メディアの反応は ご多分にもれず 「関係府省が持ち寄った案をまとめた新味のないアイデア」「抽象論で具体的な政策に踏み込んでいない」など 冷ややかです。
マスコミは批判が飯の種ですから 致し方ないともいえます。
ただし 介護の海外市場への展開を「介護ロボットの輸出」と短絡的に理解したり 「福祉充実とともに競争を促して高成長を実現したスウェーデンに学ぶべき」といった日本の現状や優位性を知らない(勉強していない)ゆえの的外れな論評は 国民に誤った概念を植えつけかねないため 猛省を促したいと思います。

詳細な「工程表」は 6月に示される予定です。
さらに踏み込んだ具体的な道筋が示されるよう 私も力を尽くしたいと思います。
そのためには 国民負担を伴う財源問題についても明らかにすべきであるのは当然です。
簡単なことではありませんが 希望の持てる年になるかどうかは 私たちひとり一人の想いと行動にかかっています。

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