2004年2月号
2004年2月1日
ウエルビーコラム 2004年2月号
マネジメント力が問われる時代に
事業者の立場で積極的にかかわる姿勢
介護保険制度の抜本改革の本格的な議論が始まりました。
厚生労働省は「介護制度改革推進本部」を発足させるとともに
●「要支援」「要介護1」の高齢者を従来の在宅サービス対象から外し 代わりに「介護予防サービス」を新設する
●施設入所を重度の要介護者に限る
●介護ベッドや電動車いすなどの不適切な福祉用具利用を制限する
などなど 確実に事業の先行きに大きな影響を与える 新たな制度改革の方針を矢継ぎ早に打ち出しはじめています。
狙いとしているのは 介護給付費の抑制であるのは一目瞭然です。もちろん 各方面からの反発も大きく 現在の提案がそのまま制度改革に直結するというわけではありません
しかし事業改革の努力を怠り 安穏と経営続けていては事業の存亡にもかかわることは必至です。キーワードは「自立支援」です。この意味を経営者のみなさんが咀嚼してください。
事業の根本(理念)の再確認は当然ですが それを表現する戦略の再構築ができなければ成果はあがりません。
いよいよ 横並びが終わり マネジメント力の差が明らかになる時代が到来することになります。