2015年10月号

ウエルビーコラム 2015年10月号

組織改革がイノベーションを起こす!?
もうひとつのビュートゾルフ

9/13~20「地域包括ケアステーション開発・実証プロジェクト」で オランダのビュートゾルフ(Buurtzorg)を訪れました。
先月のこのコラムで書いた
●組織全体が階層構造を採っていないフラットなセルフマネジメントチームである
●各チームにも管理者はおらず 全てのナースがリーダーシップを発揮していることが期待されている
という ビュートゾルフの強みの源泉がどこにあるのか を感じ取ることができました。

今回の訪蘭の収穫のひとつに ビュートゾルフ以外のケア組織を知ったことがあります。
訪れて話しが聞けたのはゾルフアクセント(Zorgaccent)という在宅ケアの組織です。

ゾルフアクセントの経営者

同社は 数十年実績のあるケア組織でしたが いくつかの大きな問題に直面していました。
○利用者は入れ替わり立ち代り訪れる介護者に辟易している
○細切れのケア
○従業員は不満を抱え離職が絶えない
○官僚的で硬直化した組織
その上に 経営的にも行き詰っていました。

このような危機感から 2015年にビュートゾルフと同様 12~15人のチームをつくり 分業を廃止 ヒエラルキーをなくして 従業員の自主性にゆだねるという 大きな改革を実施しました。その結果 顧客満足・従業員満足そして営業成績も大きく改善しました。
下の写真は ゾルフアクセントの職員が 改革の前後の状況をイラストで説明している様子です。

まさに経営者と従業員が 現状を変える強い意識を共有すれば 成果が現れるという好事例です。
詳しい内容は 下記のセミナーでお伝えします。

「地域包括ケアステーション構築に向けたマネジメントの使命 – オランダ・ビュートゾルフから学ぶこと・解決すべきこと」
●定 員 18名
●開催日時 2015年10月30日(金) 13:40~16:40
●会 場 桜丘町施設(渋谷区桜丘町30-2) JR線/東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線/京王井の頭線/東急東横線・田園都市線 渋谷駅徒歩5分

株式会社ウエルビー 
代表取締役 青木正人

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