2012年1月号
ウエルビーコラム 2012年1月号
自らの物語は自らが紡ぐ
今こそ夢と理想を語るとき
新年あけましておめでとうございます。
年賀状に 「おめでとう」「新しい年も良い年に」などと書いてよいのか と悩む人が多かったそうです。
私たちは昨年3月11日に それほど大きく忘れがたい経験をしました。
今年は そこからどう歩んで行くのかが問われることになります。
私たちは いやおうなしに この国のありようを見つめ直さざるを得なくなりました。
人は 拭っても拭い切れない至らなさを持っているもので 避けることのできない過ちを犯すものだ という当たり前のことを痛切に感じました。
けれども 限界を実感すればするほど 次代につながる夢や理想が大切に思えてきます。
昨年来 「社会保障と税の一体改革」「子ども・子育て新システム」「介護保険法改正」「医療報酬と介護報酬のダブル改定」等々 わが国と私たちのこれからを大きく左右する改革が目白押しです。
しかも それらのほとんどは その緒についたばかりです。
肝要なのは この先 私たちはどうありたいのか その姿を明確に思い描けるか否かです。
自らの物語は 自ら紡ぐしかありません。
私たちひとり一人がstorytelle(語り部)となってはじめて未来が見えてくるのでしょう。
The great thing in this world is not so much where we are,
but what direction we are moving. - Oliver Wendell Holmes Sr. 世の中で重要なことは 私たちが今どの状態にあるかではなく
むしろどの方向に進みつつあるかだ
※ 2月4日(土) 介護給付費分科会の介護報酬諮問・答申を受けて
「 2012年報酬改定でどう変わる介護事業」セミナーを開催します。 日本医師会で介護・診療報酬の要求や折衝に携わってきた介護と医療分析のスペシャリスト 阿部崇ニッセイ基礎研究所主任研究員を迎え 新報酬の解説・分析を行うだけでなく 2025年に向けた事業展開のストーリーづくりの羅針盤をお示しします。
株式会社ウエルビー
代表取締役 青木正人