コロナ禍が幸福度にもたらした影響は!?
他者との信頼、つながりが幸福感をもたらす
【日本のウェルビーイング実感】出典:Global Wellbeing Initiative
米国の調査会社ギャラップが、今年度から日本を対象に、心と体の充実感や幸福度を表す「ウェルビーイング」を四半期ごとに測定する調査を始めました。
2021年4~6月期はウェルビーイングの実感度が良好な人が27%、低い人の割合は11%、どちらともいえない層は6割でした。
コロナ禍においても、「日本人の約4人に1人が今の生活に満足し、将来も明るい展望を持っている」(8月31日付「日本経済新聞」)といえます。
では諸外国はどうなっているのでしょうか。
国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(SDSN)が2012年から毎年発表している2021年版「世界幸福度報告書」では、「国民一人あたりのGDP」「社会的サポート」「健康寿命」「人生選択の自由」「気前のよさ」「汚職や腐敗の認知」の6つの指標を分析し、積算しランキングしています。
【幸福度ランキング2021年版】出典:持続可能な開発ソリューション・ネットワーク
本年の報告書は、新型コロナウイルス感染症の爆発的な拡大が人々の生活様式や質にような影響を与えたかにフォーカスし、政府がこのパンデミックにどのように対処してきたかに言及しています。
報告書作成に関わったカナダ・ブリティッシュコロンビア大学のジョン・ヘリウェル(John Helliwell)教授は、「各国の人々に自分の生活を自己評価してもらったところ、驚くことに、幸福度の平均は下がっていなかった」と説明しています。
幸福度には、新型コロナウイルスの悪影響より、コロナ禍で得た「他者との連帯感や仲間意識、つながり」のほうが、大きなプラスの影響を与えているようです。
こうした「つながり」を得られず、孤独を感じた場合に幸福度は低下するといえるでしょう。
株式会社ウエルビー
代表取締役 青木正人
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