月刊コラム– archive –
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2020年12月号
PDCAのスピードは介護に不向き!? 現場では観察-状況判断-意思決定-行動 2021年度介護報酬改定に向けて最終盤を迎えている介護給付費分科会の議論において、「介護現場の革新」が最重要課題の一つとして取り上げられています。 その柱は、「介護人材確保... -
2020年11月号
厚生労働省の2つの発表から探る未来 来年の出生数は70万人台に!? 厚生労働省は、先ごろ「令和時代の社会保障と働き方を考える」がテーマの「令和2年版厚生労働白書」を公表しました。 平成の30年間を振り返りつつ、その間の変容と今後20年の推計データ... -
2020年10月号
VUCAの時代に求められる政策決定プロセス コロナ禍の概算要求から見えてくるもの 昨日、財務省は2021年度予算の概算要求を締め切りました。 一般会計の要求総額は、7年連続で100兆円の大台を突破したようです。 厚生労働省の概算要求額(一般会計)32兆9,8... -
2020年9月号
政策というフレームでは解消できない今日性に向き合う 介護事業から生まれる世界的課題解決の糸口 先月号の本コラムで「シナリオ・プランニング」(Scenario Planning)という手法をご紹介しました。 新型コロナウイルスによるパンデミックのもと、企業の... -
2020年8月号
不確実性に着目し起こりうる未来に備える シナリオ・プランニングが拓く次の世界 7/1発行の季刊『Sun』第29号(一般社団法人日本介護福祉経営人材教育協会)の特集「新型コロナ後の経営戦略」に、「イノベーション旋風を巻き起こす介護経営の未来」という... -
2020年7月号
パンデミックがあぶりだしたリスクに向き合う 事業構造の改革が急務 先月、人とまちづくり研究所(代表理事:堀田聰子・慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授)による「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が介護・高齢者支援に及ぼす影響と現... -
2020年6月号
わからないということに向き合う勇気 ウイズコロナ・ポストコロナのマインドセット 世界 11か国、約13,200 人を対象に実施した「2020 エデルマン・トラストバロメーター 中間レポート(5月版):信頼とCOVID-19パンデミック」(2020 Edelman Trust Barome... -
2020年5月号
称えたい介護事業者と介護者の貢献 すべての世代で支え合う社会を 5月になりました。 緊急事態宣言の期限が迫っていますが、再延長もやむなしといった情勢です。 この間、わが国の医療関係者の奮闘は、もちろん特筆されますが、介護事業者の献身も目を見張... -
2020年4月号
問われる私たちの心と意識の変容 コロナ「後」ではなく「今」 今月に入っても、新型コロナウイルスの脅威は増すばかりです。 終息までには、まだかなりの時間を要することになるでしょう。 制圧後のことをうんぬんするのは早計だと言われそうですが、感染... -
2020年3月号
有事こそ問われる介護事業者の真価 介護事業は高齢者と地域の生活を守るインフラ 春3月ですが、ざわついたスタートとなりました。 新型コロナウイルスは、医療現場はもちろん、介護事業所にも大きな影響を及ぼしています。 厚生労働省は「介護事業所等にお... -
2020年2月号
介護給付は地域支援事業に吸収される!? 全世代型社会保障検討会議中間報告から見えるもの 12月19日、政府の「全世代型社会保障検討会議」の中間報告が公表されました。 各紙誌の報道では「抜本的な改革とは言えない」「骨抜き」「踏み込み不足」など、厳... -
2020年1月号
資本主義とともに人類の成長も終わるのか!? 持続可能な進化は外面と内面の統合から あけましておめでとうございます。 日本経済新聞が、新年から「逆境の資本主義」という特集の連載を開始しました。 「資本主義の常識がほころびてきた。資本を集め、人...